『心に笑顔 ストレス退散!』
        <フェイススケールの活用>
 
 リウマチは関節の炎症を特徴とする膠原病の一つで難病に指定されていますが、その関節の炎症による痛みに人知れず苦しむ方も多いようです。身体の痛みは自然に身体にストレスとなり、自律神経の交感神経を刺激して抹消血管を細くし、血流を悪くします。するとさらに症状が悪化することになります。そんな患者のためにアメリカ・アラバマ大学のロリッシュ博士とマイシアク博士が考案したのがフェイススケールです。
 1番の朗らかな表情から20番の悲しい悲壮な表情まで20の段階の表情が並んでいます。鏡に映る実際の顔の表情ではなく“心”の表情の状態です。このフェイススケールの本来の目的は、これらの表情のどれが患者の今の心の状態を表しているかを知って治療に役立てるためのものです。リウマチの方は人には努めて明るい表情をされていても関節の継続的な痛みで、心は辛い表情をしていることが多いのでないでしょうか?そういうときに、このフェイススケールの明るい表情を見ていると実際の顔の表情も少し笑顔になるのではないでしょうか。洗面所の横に張ったりして顔の表情と比べるといいのではないでしょうか。顔の表情を朗らかにすると、心もすこしは軽くなるのではのいかと想像します。
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また、膝の負担にならないよう体重を減らすことも必要でした。内科の先生からは、栄養を考えたいつも通りの夕食からお米など炭水化物だけを除いた食事をすると良いことをお聞きして、おかずはしっかり食べてお米だけ無しの夕食を始めました。すると体重が少しずつ減っていき、そのことが嬉しいのと同時に身体を動かしやすくなっていきました。一年で5kg減量することができました。
そして昼食後は、30分程度ベッドに横になって両脚をしっかり伸ばして休むことを発病以来続けていますが、これも大変効果的です。仕事は大変忙しいですが、昼食後の休憩をすることで午後7時くらいまで机での仕事も平気で続けられます。
こんな生活の中でステロイド薬が徐々に減らされていき、今年7月にはステロイド薬の処方が遂に全くゼロになりました。万歳です!
膝の不自由さはまだありますが、三つの継続と夫の協力(食器洗いと洗濯など)があり、こんなに体調が整ってきているのだと今の状態をつくづく有難いと思っています。
何とかこの調子を維持して周りの人たちに心配を掛けないよう、仕事ももう少し続けられるよう張り切って生活したいなあと願っています。