臓腑の配当の由来
木の特性は「曲直」といい、枝が曲直しなが
ら外と上へ伸びていく様子を現わしています。
肝は筋道が通ることを好み円滑に伸び伸びと
運行されるようはたらきます。
成長、伸び伸びした姿などの作用や性質をも
つものはすべて「木」に配当されます。
水の特性は「潤下」といい、水のもつ滋潤
と向下性をあらわします。
腎は臓精、主水などのはたらきをもち、
滋潤、寒涼、下に運ぶ作用をするので水に
配当されます。
火の特性は「炎上」といい、
温熱で上昇する作用や性質をもつものです。
心は行血を行い温熱作用をするので
火に配当されます。
金の特性は「従革」といい、変化を意味し
静粛、収斂するものです。
肺は静の性質をもち肺氣は粛降して順調な
はたらきをするので金に属します。
土の特性は「稼穡(かしょく)」といい、
万物を生み変化させる作用や性質をもつ
ものです。稼穡とは土のもつ播種と収穫
という農作物への作用を現わします。
脾は水穀を吸収して運び変化し、精微な
ものを輸送して全身を栄養するはたらき
をもつので土に属します。
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どうして肝は木なのか?
Q&A
五臓の配当・臓の考え方
木が肝に、火が心に、土が脾に、金が肺に、水が腎に、配当されることはどの東洋医学の本にも書いてあります。
では、どうしてそのような組合せになるのでしょうか?
木が肝に、火が心に、土が脾に、金が肺に、水が腎に、配当されることはどの東洋医学の本にも書いてあります。
では、どうしてそのような組合せになるのでしょうか?    
「行」とは要素という意味で、この大自然は5つの要素(行)から成り立っていてその何れかに分類されると考え、5つの行のバランスとアンバランスを考えるものです。

その5つの要素が、木、火、土、金、水です。
この5つの要素のバランスが平衡を保つことが健康な状態と考えます。
五行の考え
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この五行の考えがどのように応用されるのでしょうか?
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