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              第5回台湾研修ツアーを終えて

                                      折田 充
 
 今年も11月8日〜11日に足健会恒例の台湾研修ツアーをしました。
お天気にも恵まれて気持ちの良い3泊4日が過ごせました。昨年と連続して参加された方は、お天気がいいだけで気持ちがいいとのことでした。
初日は午前便の飛行機便がとれて昼過ぎに台北空港に着き、名古屋から出発だった参加者と合流して用意されたバスに乗り市内観光に向かいました。故宮博物館は新しい展示場になっていました。展示方法も写真やイラストで展示物の説明がしてあり、見やすくなっていました。でもまだ半分しか出来上がっていなくて来年に全部が完成するとのことです。
初日の夕食は初めてメニューに取り入れた「台湾素食」でした。大変に美味しくて、和食の会席料理のように見た目が非常に洗練されていて全員満足しました。材料の説明が無くて残念でしたが、材料が分かればもっと楽しめたことと思います。というのは、見た目で肉かなと判断しても、実際は豆腐や湯葉などを使って肉そっくりに料理してあるのです。食材は野菜屋さんで売っているようなものばかりです。精進料理なのですね。一品はジュースで出たのですが、すぐに飲んでくださいと言われましたが、ほんとに3分も時間が経つと色が変わってしまい濁ってきていました。
夕食の後は夜店見学です。特に買うようなものはないのですが、日程に入れています。それは、人と町の活気を身体で感じるからです。日本でもイベントなどで人がたくさん集まりますが、活気というものとは一味違う醒めた感じがあります。日本の私が子供時代の夏祭りや正月の出店に胸をワクワクさせて興奮していました。今の日本の日常生活ではもうこのような活気を感じる人混みがありません。若い頃の気持ちを思い出すために毎年行きます。
 2日目はメーンイベントのその1、陳明仁先生訪問です。台北郊外の内湖の「反射学苑」が会場です。太極堂という店名でしたが今年6月から変りました。足もみは勿論のこと、全身マッサージにリンパ・アロマ全身マッサージが加わり、さらに陳明仁先生の「無痛診断」、王先生の「背骨矯正整体」があります。王先生は遠くの高雄にお住まいですが、特別にリクエストして来て頂きました。
 9時から午後1時まで店を貸し切にして、参加者それぞれ希望した施療を受けました。今年から初めての「リンパ・アロマ全身マッサージ」も好評でした。陳明仁先生の「無痛診断」には台湾の方と結婚して台北にお住みの中西さんが通訳として手伝ってくださいました。名人の王先生は日本語も英語もほんの片言で、それは私も同様なのですが、押したところが「痛い」か「痛くない」かを王先生に伝える手伝いをしました。王先生の施療は15分だけなのですが、その技が不思議なのです。横にいてずーと見ていました。私も一昨年の5月頃に初めて施療を受けました。その時「分かった!」と叫びたくなるほどに、足もみのコツが閃いたのです。そのコツの応用で「足だけ」から「全身整体も出来る」ようにもなりました。王先生の施療を見ていて気づくのですが、まるで鍼灸治療のときの常用のツボのように必ず触ってチェックするポイントがあるのです。そこが痛いと言うと身体の結構離れた部位なのですが触ります。そこを調節した後は先程痛かった部位はもういくら触っても痛みはないのです。大変参考になります。
 全員の希望した施療がおわり、近くの海鮮中華料理屋で昼食をとり、食後の散歩がてら近くの公園の健康歩道を全員で完歩しました。その後タクシーに分乗し30・40分離れた、鉄観音茶栽培の山に行って屋外で生鉄観音茶を飲みました。夕食は台湾名物の蒙古焼肉でしたが、お昼と時間が近かったせいか、バイキングで人気があったのはデザートでした。午前中に足もみはしたのですが、夜は夜でまたこの日2回目の足もみに行く方、また、美顔パックに行く方と施療三昧の一日でした。
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3日目はいよいよメーンイベントのその2、呉若石神父訪問です。
国内線で台北から南の台東の空港に着きすぐにバスで神父の住む長濱に向かいました。ここはもう熱帯地区でハイビスカスやブーゲンビリアが並木にいっぱい咲いています。米は三毛作で作っていて丁度穂を垂れて収穫が近い様子でした。暫く走ると太平洋が現れ、海岸沿いに道は延びています。このバスの中では、誰が足もみで呉若石神父自身に揉んでもらうか?の籤を引いてもらいました。足もみの時間の前に神父にも引いてもらい、同じカードの人がラッキーな方になるというわけです。
 神父のところに着いたのが午後1時過ぎになりましたので、まず昼食を食べることにしました。いつものレストランで土地の料理ですが、さしみも出てきますし、野菜と肉と魚とほどよくバランスがとれて美味しかったです。
 食後にレストランの裏手にある教会兼住まいに伺いました。住まいの軒先で青空学級の始まりです。今年はガイドを連れずに神父のところに来ましたので私が自分で通訳ですることになり、神父にはその旨伝えて、英語を使ってシンプルに話してもらいました。自分の最初の頃のこの健康法との出会いからつい最近のことまでを分かりやすく話されました。
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