足健療法 → 反射学→神経学→身体機能
三、身体機能
人体の各器官は二種類に分類することができる:
(一)、直接に身体の新陳代謝にかかわる系統:
内臓系統(消化、呼吸、泌尿、生殖)と心血管系など。
(二)、調節系統:
     神経、?分泌、免疫系統。
1、人体の各器官の活動を連結・協調する。
2、人体を外界環境の変化に適応させる。
四、神経系統概論
(一)、神経の区分:
神経系統は形態と機能で全体をなす。わかりやすくするために、それぞれの角度から区分することができる。
1、位置と機能による区分:
(1)中枢神経:脳〔大脳皮質、大脳髄質、間脳(視床、視床下部)、脳幹(中脳、橋、延髄)、小脳〕、脊髄
(2)末梢神経:脳神経12対、脊神経31対
2、分部対象による区分:
(1)体性神経:皮膚と運動系統に分布する。感覚と運動を管理する感覚神経と運動神経。
(2)自律神経:内臓、血管、平滑筋と腺体に分布しは管理して、感覚と運動を管理する。
           交感神経と副交感神経。
五、反射−神経系統活動の基本方式
(一)、反射の定義
1771:ドイツの生理学者Johann August Unzer (1747-1807)は、1771年に出版した著書の中に、初めて「反射」(Reflex)という言葉を使い骨格筋の反応を表現した。
1883:英国生理学者のMarshall Hall (1790-1857)は、さらに「反射活動」を分析し概念化した。彼は延髓の反射機能を研究するときに、無意識の反射と自主反射活動の違いを発表した。
1907:ロシアのDr. Vladumir Bekhterevは、初めて「反射学」(リフレクソロジーReflexology)という言葉を使った。そして、彼はこの「反射学」を客観的かつ具体的な方法として心理学の研究に応用すべきと提唱した。
反射の概念はフランスの哲学者のDescartes R(1595-1650)がはじめて定義した。身体が受けた刺激とその反応との因果関係を説明する理論だが、脊髄と脳の応用文式方法、真の反射活動のメカニズムの解明に最も貢献したのは英国のシェリントンと旧ソ連のパブロフである。
反射の定義:

(一)中枢系統により体内外環境からの刺激を受け、規律性かつ不随意的な身体ぼ反応。
神経系統は反射活動を通じて身体内部の生理活動をコントロール・調節し、身体を一つの統一したものにする。反射の発生には、必ず刺激点と反応器官の間の整合性ある神経回路が欠かせない。この神経回路を反射弓(reflex arc)という。
(二)反射弓は@刺激を感じ取る受容器(レセプターReceptor)A中枢神経に伝達する求心性神経B刺激を判断する神経中枢C判断を抹消に伝達する遠心性神経D筋肉や腺を動かす効果器官からなる。
(三)反射の分類には浅反射、深反射、内臓反射、条件反射がある。
  六、結論
  人類の疾病の原因は、1、生物磁場の不均衡、2、体液(血液、リンパ液、脳脊髄液など)の不均衡です。正常な生活習慣(飲食、運動)と精神の調整は健康を維持する最上の方法に違いありません。その中で筋肉、腱、骨膜、内臓と神経のもつ反射のことを研究することは足健療法と身体メカニズムの深いかかわりについて、有機的に立体的に機能説明図を作り上げることは大いに足健療法の有効性を築き上げるうえに大切なことと思います。
              「反射療法によるがん治療研究記録」B
                          中華足部反射区健康法協会顧問  陳 明仁 
『癌』は大きく3つに分類されます:
1.鱗状上皮癌:鱗状上皮細胞に発生するものを『鱗状上皮細胞癌』、『鱗癌』といわれています。身体の鱗状上皮を覆う部分、皮膚、口腔、唇、食道、喉、肺、子宮頚、陰道、外陰、陰茎等の部位に発生します。
2.腺癌:腺上皮細胞に発生するものを『腺癌』といいます。消化管、胃、腸、肺、唾液腺、気管支、子宮体、乳腺、卵巣、前立腺、甲状腺、肝、腎、膵腺、胆嚢等の部位に発生します。人体のこれらの器官に悪性腫瘍が成長した場合それらは皮膚癌、胃癌、食管癌、腸癌とよばれます。40歳以上の中高年期の癌はリンパ管からの転移の癌が多く見られます。
3.未分化癌:鱗状上皮癌ではなく腺癌でもない分化程度の低い一種の癌です。どの臓器にも発生します。
『肉腫』は非上皮細胞に発生する悪性腫瘍です。たとえば胃腸道の肌肉細胞、骨格構成、結締組織、血管、神経の組織細胞に発生する悪性腫瘍です。血液内の白血病等も肉腫の一種で血液の悪性肉腫といわれています。
転移とは悪性腫細胞が元の場所から分散し各種方法で連続していない部位にまで広がりそこで引き続き成長形成し新しい同様の性質の腫瘍を発腫させていくことです。
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